Copyright © 2000, 2001 by Werner Heuser
$Date: 2000/22/04 15:06:07 $
この Infrared-HOWTO (旧 IR-HOWTO) では Linux での赤外線通信デバイスについて紹介し、あわせて Linux/IrDA プロジェクトで開発されているソフトウェアの使い方を説明します。 このプロジェクトのパッケージは IrDA(TM) 準拠の標準を用いています。 IrDA(TM) は赤外線を用いたワイアレス通信の工業標準であり、1996 年 1 月以降に出荷の殆どのラップトップ PC には IrDA(TM) 準拠のトランシーバが搭載されています。 この赤外線ポートを用いてプリンタ、モデム、ファックス、LAN や他のラップトップ PC と通信することができます。 IrDA(TM)が対応する通信速度は 2400bps から 4Mbps までです。
Linux/IrDA スタックは IrLAP、IrLMP、IrIAS、IrIAP、IrLPT、IrCOMM、IrOBEX および IrLAN をサポートしています。 幾つかのプロトコルはクライアントとサーバ両方をサポートするよう実装されています。 また複数 IrDA(TM) デバイスを用いた同時に複数の IrLAP コネクションを張る機能もサポートされています。 Linux/IrDA プロジェクトは 1997 年末に開始され、現時点でまだ試験的実装ですので、すべての機能があっさり動くとは期待しないでください。 私の知る限り Linux/IrDA は現時点で存在する唯一の IrDA のオープンソースな実装です。
赤外線によるリモートコントロールは Linux Infrared Remote Contron - LIRC プロジェクトが扱う範疇ですが、それについてもこのHOWTOで解説しています。
Next | ||
Preface |