付録 L. サポートされるプロトコル/ラッパー

目次
ファイルシステム
HTTP と HTTPS
FTP と FTPS
PHP入出力ストリーム
圧縮ストリーム
Secure Shell 2
オーディオストリーム

fopen() and copy()のようなファ イルシステム関数で使用するためにPHPに組み込まれたURL型式のプロトコ ルの一覧を示します。これらのラッパーに加えて、PHP 4.3.0以降では、PHP スクリプトとstream_wrapper_register() により、ユー ザ独自のラッパーを書くことができます。

ファイルシステム

PHPの全バージョン。PHP 4.3.0以降では、file:// を用いて明示的に指定

file:// はPHPで使用されるデフォルトのラッパーで、 ローカルファイルシステムを表します。 相対パス(/, \, \\,またはウインドウズのドライブ文字で始まらないパス)が指定された場合、 指定されたパスは、カレントのワーキングディレクトリに対して適用されます。 多くの場合、これは、スクリプトがあるディレクトリです。ただし、カレントディレクトリが 変更されている場合を除きます。 CLI SAPIを使用した場合、このデフォルトはスクリプトがコールされたディレクトリとなります。

fopen()file_get_contents() のようないくつかの関数については、相対パスと同時に include_pathも 検索されます。

表 L-1. ラッパーの概要

属性サポートの有無
allow_url_fopenで制約されるNo
読み込み許可Yes
書き込み許可Yes
追加許可Yes
同時読み書き許可Yes
stat()のサポートYes
unlink()のサポートYes
rename()のサポートYes
mkdir()のサポートYes
rmdir()のサポートYes